革ベルトの寿命と交換について解説
腕時計の革ベルトは使い方にもよりますが、寿命といえば約2年くらいでしょう。
この寿命という意味はベルトが使えない状態になってしまうというコトですが、見栄えなどを考えると1年ごとに交換するのも良いと思います。
革ベルトは汗や汚れで変色をしたり異臭がしたりするようになるので、日ごろのお手入れも必要です。
今回は、
時計の革ベルトの寿命と交換について解説します。
革ベルトの寿命について
使用1年で革ベルトが切れてしまうことはありませんが、折り返し部分が傷んできたりシミやイヤな匂いが出てくる場合が多いと思います。
とくに薄茶色の革ベルトは汗などのシミが目立ちやすく印象が悪くなってしまいます。
一般的な使い方での革ベルトの寿命は丁寧に使って約2年くらいです。
少しでも長く使えるコツ
- 多少ゆるめのサイズで使う
- たまに軽く水拭きをする
- Dバックルを使用する
この3つで革ベルトの痛みが軽減されて長く使えるようになります。
ーー多少ゆるめのサイズ
どうしても革ベルトは尾錠(美錠)という金具に擦れている部分に傷が入り、見た目が悪くなります。
とくにベルトをグッと折り返してキツメに着けたり、腕にぴったりなサイズで長年使うと尾錠に擦れる部分の革が剥がれてきてしまうのです。
だからややゆるいと感じるくらいのサイズで使うとベルトの傷みが軽減されます。
ーー水拭きでお手入れする
汗やハンドソープなどの成分が付きやすいので、かたく絞った布などでこまめに拭いて清潔にしておきましょう。
とくに夏場は汗やゲリラ豪雨などでシミになりやすいので、なるべく毎日拭き掃除はしておきましょう。
ーーDバックルを使用する
Dバックルの一例:両開き、片開きがあります
最近は最初からDバックル仕様のモデルが多くなっていますが、通常の尾錠タイプの時計なら市販のDバックルに交換するのもおすすめです。
このDバックルというのは革ベルトに負担をかけないようにパチンと金具で固定できるので、折り返し部分ができず傷むことがほとんどありません。
また革ベルトですが輪になるので、着けるときに誤って落としたりすることも無くなります。
ただしDバックルは、やや高価なのが欠点です。
Dバックルを詳しく→時計の革ベルトには両開きの「Dバックル」がおすすめ!
ベルトは純製品と市販品があります
時計本体が特殊形状でなければ、ベルトはメーカー純正だけでなく市販品も付けることができます。
基本的に純正ベルトはメーカーから取り寄せなので、時間もかかり価格も割高な印象もあります。
なので、
時計メーカー純正でない市販ベルトで交換する方法もおすすめ。
時計店では多少の市販ベルトを揃えてあるので、そこで購入して交換してもらえます。
また、多くの家電量販店の時計コーナーでも販売されています。
市販ベルトのメリットとデメリット
<メリット>
- 価格が安価
- バリエーションが多い
- 店頭ですぐに交換できる
市販品の時計用革ベルトは純正革ベルトより安価な商品が多く、またカラーバリエーションも豊富です。
さらに、店頭購入の場合はその場で交換してもらえるので楽。
<デメリット>
- デザインとマッチしない場合もある
- 付けれない時計もある
- ネット購入は自分で交換する
好きな色や革の素材を選べるのですが、時計のイメージと合わない可能性もあります。
また、時計の形状により専用ベルトでないと付かない場合もあるので注意が必要。
さらにネット購入した場合は自分でベルト交換作業をしないといけません。(最近は交換用の工具が付属になっている商品が多数です)
おすすめベルト専門店→時計ベルト国内最多本数4000本の時計ベルト.com
最後に
革ベルトの寿命は使用環境で大きく変わりますが、見た目などを考えると約2年ほどでしょう。
切れることはほとんどありませんが、キズや汚れなどが目立ってきて気持ちよく使えなくなる場合がほとんどです。
お気に入りの腕時計を気持ちよく使うためにも、2年に一度くらいは新しい革ベルトに交換しましょう。
また、
ベルトの色を変えるのも新鮮な感じがするのでおすすめ!
さいごに、
薄い色の革ベルトで水がかかったりしてまだらになって乾かしても、水のシミがとれない場合は一度ベルト全てを水に浸けて乾かすと目立たなくなる場合があります。ただし、余計にまだらになる場合や革にも良くないので最後の手段と考えてください。