素人でも出来ますがデメリットもあります!
腕時計のベルト調整はネット情報などを参考にしながら慎重に行えば、素人の方でも簡単に出来るでしょう。
しかし、
「調整費用を払いたくない」「時計店に行くのが面倒」という理由なら、私は有料でも時計店で調整してもらうことをおすすめします。
なぜなら、
- 工具が必要:お店の調整料金よりお金がかかる
- 時間がかかる:方法を調べたりする時間がかかる
など、
自分でベルト調整をする場合は、工具を買ったりネットなどで調整方法を調べたりする時間も必要なので、あまりメリットがあると思えないからです。
今回は、
自分でする時計ベルト調整のメリット・デメリットについてお話しします。
時計のベルト調整は誰でも出来ます
時計のベルト調整は方法さえ分かれば簡単で誰にでもできます。
特に難しい作業ではありません。
また、調整方法はネットなどでたくさん紹介されているので困らないと思います。
自分で調整するデメリット
- 工具を買う費用が必要
- キズつける心配がある
工具は必要です
時計のサイズ調整用工具はAmazonなどで格安で販売されていますが、それでも1000円前後はします。
時計店で有料で調整してもらっても1000円で出来ると思うので、自分でするから節約できるという訳ではありません。
*ネット情報で「工具無しで調整する方法」などもありますが、時計にキズをつけやすくおすすめしません。
注意!キズ付けるリスクがあります
購入した新しい時計にキズがつくリスクもあることを知っておきましょう。
作業は簡単なのですが、実はキズをつけないように作業することが案外難しいのです。(知らないうちに付けてしまう人も多いです)
ベルト調整が自分で出来るメリット
ここまで「誰でもベルト調整は出来るけどおすすめしない」という内容の話しばかりしてきましたが、
実は、ベルト調整が自分で出来ると素晴らしいメリットがたくさんあります!
- 季節や体調で調節ができる
- 自分の最適サイズにできる
- 掃除を細かくできる
季節や体調に対応できる
ほとんどの人は時計のベルト調整は購入時のままで、季節や体調などで微調節もしないと思います。
でも、
季節や体調の変化に合わせベルト調整をすることで、つねに最高の着け心地にできます。
真夏では汗が溜まったような嫌な感じになっていませんか?体重の増減で着け心地が悪くなっていませんか?
自分の最適サイズにできる
最近は時計もネット購入する方が増えています。
もちろんベルト調整サービスをしているお店も多いのですが、自分で調整が出来ると「やや大きいけど…どうしよう」などと悩むこともありません。
時計店で調整してもらっても数日後に「やはり少し大きいな…」など、再調整をしたくなる場合も多いと思います。
なので、
時間をかけて自分の好みに合わせて細かく調整することで、本当に自分に最適なサイズにすることが出来るのです。
時計店のプロに調整してもらっても、数分の試着では疲れやむくみなどがある時の違和感やサイズ感などは分からないのです。
時計の掃除を細かくできる
今時計が手元にあったら、時計の裏側を良く見てください。ベルトのスキマや時計本体とベルトのつなぎ目などに「ホコリや汚れ」が溜まっていませんか?
拭いたりブラッシングなどである程度は掃除できるのですが、ベルト調整に慣れてくるとベルトを時計本体から外したり、中留部分を外して細かく掃除をすることができます。
ステンレス製なら錆びないと思っている人が多いと思いますが、実はステンレスも汚れなどが溜まっていると錆びることがあります。(酸化被膜ができない為)
細かなスキマまで丁寧に掃除をすることは、個人で出来る最大のメンテナンスです。
まとめ
★時計が好きな人は、ベルト調整を覚えよう!
素人の方でもネットで調整方法を調べて、慎重にすればベルト調整は出来るでしょう。
とくにセイコーやシチズンなどの中級クラスの時計なら、造りの精度も高いので比較的に簡単です。
逆に難しいのは5000円前後の時計です。造りがあまり良くなくピンなどが固く固定されてしまって全然抜けず、プロでも大変な場合があります。
でも、調整が出来るようになると時計の装着感を自分好みに合わすことが可能です。
時計が好きな人はベルト調整をぜひ覚えてみましょう!
*時計が好きでベルト調整に挑戦しようと思う人は、この「時計選び.com」の姉妹サイト「watch-mix」で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
▼watch-mix記事紹介
まずは見分け方→時計ベルトの調整方式を見分けよう【写真解説】
ピン方式→ピン方式の時計ベルト調整方法【写真解説】
板バネ方式→板バネ方式のベルト調整方法【写真解説】