クラシカルでありながら先進という時計
グランドセイコーではクオーツやメカニカルがやはり人気なのですが、
この「SBGA293」はクラシカルなスタイルに先進のスプリングドライブという絶妙な組み合わせが最大の個性となっています。
また、2017年にグランドセイコーは”SEIKOロゴ”から”GSロゴ”がメインとなり、文字盤に余白ができ一段とシンプルさを増しました。
このモデルのクラシカルなスタイルにGSロゴがしっくりきています。
今回は、
グランドセイコーの中でも趣味性が高く、シンプルでありながら個性的な「SBGA293」をご紹介します。
クラシカルでありながら先進、 グランドセイコー「SBGA293」
出典「Grand Seiko」
ムーブメント | スプリングドライブ(9R65) |
---|---|
ケース素材 | ステンレス |
サイズ | 縦48.5×横40.2×厚12.8mm |
重さ | 85g |
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ほどよいクラシカルスタイルに好印象
ふっくらと盛り上がったボックス型のガラスや、ややクリーム色がかったオフホワイトの文字盤などで、ほどよいクラシカルなスタイルになっています。
文字盤の左下にあるパワーリザーブの針や指標の赤も良い雰囲気。
そして上質なクロコダイルの革ベルトが調和しており上品にみせています。
また、
基本的にグランドセイコーはラグがどっしりしているデザインが多いのですが、このモデルは細身のラグで繊細な印象。
手になじむ柔らかなフォルム
このモデルを実際に手にすると柔らかなフォルムがよく分かり、あたたかな印象がするでしょう。
写真では分かりにくいのですが、ガラス・ケース・リューズ・裏ぶたまで滑らかで優しいフォルムになっているのです。
丸みのあるリューズや腕馴染みのよさそうなラウンドした裏ぶたなど、細かなところまでこだわってあり本当に素晴らしいと思います。
秒針のなめらかな動きに魅了される
SEIKO独自の機構「スプリングドライブ」は、クオーツと機械式が合わさったような先進のムーブメント。
動力はゼンマイ・制御をクオーツというハイブリッドなメカニズムです。
特長として、
- ゼンマイが動力なのでトルクがあり、大きく太い針を動かせる
- クオーツで制御しているので精度が非常に高い
などです。
そして、特筆する特徴としては滑るような動きの秒針です。
クオーツは一秒ごとに「チッ、チッ」と大きく動き、機械式なら「チ、チ、チ…」と刻むような動きなのですが、
スプリングドライブの秒針の動きは「スゥー」っと、なめらかに流れるような動きなのです。
イメージで言うと、ゼンマイがほどけていくのを目で見ているような感じです。
本当に、この秒針の動きを見ていると心がひきこまれます。
スプリングドライブ機構を公式HPで見る→Grand Seiko:9Rスプリングドライブ
GSのクオリティーに安心する
多面カットされたぶ厚い時分針や、高さのあるバーインデックスを見るだけでもクオリティーの高さを実感できます。
また、
秒針にさえ厚みを感じるほど、一点一点のパーツにこだわりが見てとれ、これなら一生モノとして使えるという安心感があります。
この”安心感がグランドセイコー”なのです。
さいごに
グランドセイコーを検討している人でも、時計店などでなかなか試着する機会が少ないと思います。
また、グランドセイコーのホームページでも詳細な写真も少なく、着けているイメージが分かりにくいのではないでしょうか。
なので今回はスペックなどの説明ではなく、読むだけで”何となく試着をした気分”になれる内容にしました。
さいごに、
私はこのSBGA293がGSの中でいちばん綺麗な顔をした良い時計だと思っています。