セイコーツナ缶「メカニカル」vs「クオーツ」おすすめは!?

本格ダイバー イメージ ダイバーズ

”ツナ缶”というニックネームで愛されているSEIKOマリーンマスタープロフェッショナルですが、欲しくなって検討しはじめるとメカニカルクオーツの違いが気になってくるのではないでしょうか。

「本格的なメカニカルモデルは高額になってしまうし、クオーツモデルは手が届きやすいけど後悔するかもしれない」って迷っていませんか!?

それに試着したくても大型店舗の時計店くらいしかツナ缶は揃っていなかったりします。

なので今回は時計販売をしていた経験と実際にツナ缶愛用をしている私の感想も合わせて、メカニカルモデルとクオーツモデルの比較とおすすめポイントをご紹介します。

「メカニカル」か「クオーツ」で、迷っている人へ

メカニカル:「SBDX013」
セイコー SBDX013 全体

ーー VS ーー

クオーツ:「SBBN035」
セイコー SBBN035 全体

出典「SEIKO

デカ厚時計として人気がある「ツナ缶」なので、”迫力を楽しむ”ならメカニカルモデルがおすすめですが、みなさんが気になるサイズ感や装着感などを解説します。
*2018年現行モデルで解説します

サイズ感や、見た目の印象

  • メカニカルモデル:幅52.4mm

メカニカルモデルは基本的に1000m防水になるのでケース径が52.4mmとかなり大きく、また厚さも17.2mmと大迫力。

私の手首周りは16cmなのですがメカニカルモデルを着けるとほとんど手首は見えなくなります。とにかくデカイ!のひと言です。

かなりの存在感でデカ厚時計を楽しみたいならアリ。ただし、ふだん使いを考えるとキビシイかもしれません。

自分で見ても「迫力がある!」と思えるのですが、周りのひとから見ると「大きすぎない!?」と思われるかもしれません。

メカニカルモデルを検討するなら要試着です。

  • クオーツモデル:幅47.7mm(1000m防水は幅49.4mm)

クオーツの300m防水モデルはみなさんが想像しているよりも大きくは感じないでしょう。

また最近はアストロン*1など大きな腕時計も増えているので、クオーツモデルでも幅が47.7mmもあるのですがデカ厚時計というイメージが弱くなっている印象。

なので、クオーツモデルなら一般的な腕時計の感覚でも使えると思います。

*1:GPSウォッチ「アストロン」サイズ一例:SBXB123(幅46.1mm)

■ 実際に愛用している感想

私物 マリーンマスターSBBN017 レザーベルト交換 モレラートワイド

実際に私もクオーツモデルを愛用していますが、ふだん使いをしていて大きさで不便を感じることはありません。

サイズにはすぐに慣れてしまい他の時計を着けると凄く小さく感じて違和感さえあります。また重さに関しては気になることは無く、装着感も良いので一日中着けていても苦になりません。

購入後にウレタンバンドを革ベルトに交換してスーツにも着けていますが、とくに時計好きのひと以外には目につかないようです…。(あまり大きく見えていない??)

思っているより普段使いしやすいというのが正直な感想です。

*愛用しているのは生産完了モデル:SBBN017です

重さと装着感

  • メカニカルモデル

重さに関してはメカニカルモデルでもケースがチタン製なので総重量としては重くないのですが、重さのあるサファイアガラスやケース裏の形状によりバランス感があまり良くなく重さを感じます。

慣れるとは思いますが、最初は時計が腕にぶら下がったような印象を受けると思います。

  • クオーツモデル

クオーツモデルは拍子抜けするほど重さを感じません。ガラスもサファイアガラスでないのが軽さの一因。

誰でも2、3日で重さに慣れてしまうでしょう。

メタルブレスモデルの「SBBN031」は189gと重さがあるので慣れるまではずっしり重く感じると思いますが、重量バランスも悪くなく着けごこちも悪くありません。

スペックでは分からない装着感について

サイズや重量などカタログスペックでは分からないのが装着感の違いです。

じつはツナ缶はムーブメントの違いだけでなく、防水性能の違いによりケース径だけでなくケースの厚さやケース裏の形状が違ってくるので重量感の感じ方が違ってきます。

イメージで説明すると、

  • 1000m防水:時計がぶら下がっている感じ
  • 300m防水:あまり重さを感じない

と、ケース形状の違いなどで重さの感じ方が違います。

メカニカルモデルの1000m防水のケースは厚みがあるだけではなく、ケース裏がすり鉢になっており腕に着けたときにやや座りの悪い感じがします。

さらに分厚いサファイアガラスの重さも関係して時計が腕にぶら下がった印象になりやすいのでしょう。

もちろんダイビングで使用する場合は時計の重さは重要でないかもしれませんが、タウンユースで愛用するなら重さや着けごこちが気になる場合もあると思うのでメカニカルのマリーンマスタープロフェッショナルを検討しているなら試着することをおすすめします。

反対に300m防水のクオーツモデルの裏面は一般的なスクリューバックで肌にあたる感覚や重量バランスも良く、見た目から想像するより着け心地が良く普通に使えます。

本物のオーラは「メカニカル」の圧勝!

ツナ缶はメカニカル、クオーツに関係なく本物のダイバーズウォッチなのですが、迫力と言うか本物のオーラはメカニカルモデルの圧勝です。並べてみると全く迫力は別モノ!

大きさや厚さは数字では数ミリの違いなのですが見え方はまったく違うので、デカ厚時計として楽しみたいならメカニカルモデルがおすすめ。

また、外胴プロテクターの肉厚感や上下4ヶ所で留めてある見た目が強固なイメージなのも良い。

まさに本物!

*ちなみに300m防水クオーツモデルの外胴プロテクターはサイドの3ヶ所で留まっています

ふだん使いするなら「クオーツ」!

クオーツ:「SBBN031」
セイコー SBBN031出典「SEIKO

個性的なデザインだけでなく本格スペック、歴史が気に入ってツナ缶を購入するひとが多いのですが、おもに普段使いをしたくてツナ缶を選ぶなら「クオーツモデル」がおすすめ。

大きさも重さもバランスが良くデカ厚時計なのですが使いやすさ抜群です!

ブラック・シルバーなどのカラバリやメタルブレスのモデルがあったり選びやすさもポイント。

また、このツナ缶に採用されている”7C46クオーツ”は精度や信頼性が高いだけでななく、太くて大きく重たい針をしっかり動かせるこだわりの高トルク型ムーブメントで満足感もあります。

冒険心をくすぐる本格ダイバーズウオッチなのに、手が届きやすい10万円台の価格設定も嬉しい。

「ツナ缶」は、とにかく楽しめる腕時計です。

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クオーツモデルはこちら(300m防水)

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