しっかりした造りでイチオシ!
市販品のDバックルのなかで有名な「カシス」ですが、販売価格が5,000円+税とやや高価なので購入を迷っている人もいるのではないでしょうか。
今回は5年ほど使用してみたカシスのDバックルの使用感など詳しくレビューします。
カシス「Dバックル」をセイコーダイバーズで使用
私がカシスのDバックルをつけているのは、セイコーのマリーンマスターというダイバーズウォッチで幅が47.7mmもある大きな腕時計です。
この時計はオリジナルはウレタンバンド(ラバー系のバンド)なのですが、革ベルトに交換して尾錠もDバックルに付け替えてあります。
ご紹介する写真の時計やベルト、バックルは全て実際に使っている私物です。
Dバックルを写真で詳しくご紹介
つけている革ベルトはモレラートの「ワイド」というベルトで、大きめの時計にも似合う肉厚な造りとステッチがいい感じのベルトです。
カシスのDバックルの取付部分の内側の高さは約4mmほどあり、分厚めの革ベルトでも対応できるのが決めての一つでした。
また、見るからに堅牢そうな造りと操作しやすそうな大きめのプッシュボタンが好印象。
固定するときは、ややかためで”カチッ”とした心地よい手応えがあります。
ボタンなどの金属パーツもきれいにエッジが立っているのですが、仕上げが丁寧でバリがなく触り心地や操作感も良好。*バリ:金属の角などがギザギザと出っ張りになっていること
シャープなデザインですが肌触りがよく一日中着けていても快適です。
ロック部分も精密に造られていてスキマが少なく、ホコリや汚れが溜まりにくいので掃除などのメンテナンスがしやすいのも良いところです。
さらに、パーツの接合部分もほとんどスキマがなくガタツキがほとんどありません。可動部分の精度の高さを見ると耐久性の良さを感じます。
また、可動部分をつなぐピンも飛び出さずフラットで綺麗な造りになっています。
経年変化としては、パーツの擦れあう部分にスリ傷が入っているくらいです。
5年ほど使用していますが劣化した印象はまったくありません。
長年使ってみた評価と使用感
<評価>
「本当に使いやすく耐久性も文句なしのDバックルだと思います。」
私は大きく分厚いダイバーズウォッチにつけていたので何かに引っかかったりすることも多々あったのですが、衝撃でバックルが外れてしまうこともなく快適な使い心地でした。
時計を外して置いているときに見えるDバックルも剛性感のあるデザインで恰好いい!
使い心地もデザインも大満足です。
<使用感>
大きめのプッシュボタンは操作がしやすいだけでなく、腕にあたっても不快にならないのが良いですね。
固定部分のツメの動きも滑らかで、引っかかるような感じはありません。ただし、拭き掃除などをまったくしないと汗や皮脂汚れなどがスキマに入り込み動きが渋くなると思います。
外観は細かな擦りキズなどはついてしまいますが、サテン仕上げタイプなのであまり小傷は目立ちません。
仕事だけでなく休日にもガンガン使っていたのですが、思っているよりキズもつかずきれいな状態です。
本当に買って良かったと思っているので、自信をもってカシスのDバックルをおすすめします。
メンテナンスは必要?
プッシュボタンの部分だけでも1ヶ月にいちどほど掃除をすることをおすすめします。
使い古しの歯ブラシでブラッシングしてからシリコンクロスなどで拭くくらいで十分。
もし、スキマに汚れが溜まってしまって動きが鈍くなった場合は「メタルブレススプレー」をスプレーしてボタン操作を何回かすると、ホコリや皮脂汚れも落ちて動きが戻ると思います。
このメタルブレススプレーは手軽で効果的なのでおすすめ。
あとがき
オメガやタグ・ホイヤーなど重厚感ある腕時計で革ベルトに付け替えて楽しむなら、堅牢な造りと仕上げの良さでカシスのDバックルがイチオシです。
他のメーカーのバックルと比べると、カシスはやや高価になりますがおすすめ!
本当に満足感が違います。
カシスよりもっと安いDバックルもありますが、気持ちよく長く愛用できているので大満足しています。