デザインとカラーアレンジの良バランス
このプレザージュは細かなマイナーチェンジをしながらロングセラーとなっている隠れた定番モデルで、スーツやキレイめカジュアルに合わせやすいこだわりの逸品。
シンプルなデザインと主張しすぎないカラーアレンジが絶妙で、ビジネスシーンからプライベートまで幅広く使えるのが嬉しい。
今回はセイコー プレザージュ「SARY125」をご紹介します。
シンプルでありながら個性的
出典「SEIKO」
タイプ | メカニカル(機械式) |
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ケース素材 | ステンレス |
サイズ | 縦47.5×横40.5×厚11.8mm |
重さ | 70g |
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ほど良さを楽しむ大人の腕時計
写真で見るよりややシルバーよりの発色をするアイスブルーの文字盤がとても上品。
手ごろなサイズのケースにやや大きめで操作しやすそうなリューズが機械式時計らしく好印象。ふっくらと盛り上がったボックス型のガラスも雰囲気満点です。
革ベルトはカーフでほどよい光沢とハリのある仕上げとなっています。革質はやや硬めの感触で馴染んでくるとしっくりと手首に沿ってきますが、柔らかめが好みなら市販品のベルトと交換して自分好みに楽しむのもいいでしょう。
ムーブメントに関しては「4R35」という廉価グレードですが、信頼性も耐久性も高く長く愛用できる良いムーブメント。やや残念なのはパワーリザーブが41時間と短めで週末に外すと月曜の朝には止まってしまうこと。
裏ブタはスケルトン仕様でいわゆる”裏スケ”。巻上用のローターが金色になっていてさりげなくお洒落です。
時計を楽しんで愛用する”ほど良いモデル”と言っていいでしょう。
カラーイメージはカクテルから
出典「SEIKO」
このモデルは、銀座STAR BARのオーナー・バーテンダーの岸久(きし ひさし)氏によりカクテルをイメージして監修された腕時計です。
カクテルの「スカイダイビング」をイメージされており、文字盤のカラーは”アイスブルー”と呼ばれています。その場の光によりライトブルーに見えたりシルバーに見えたりと艶めかしく表情を変えて大人の雰囲気が漂っています。
全体的なフォルムはクラシカルですが、ケースサイズが40.5mmと現代的な大きさなのでハリがあり決して古めかしい印象はありません。
30~50代前後のサラリーマンに楽しんで着けて欲しい、スーツやジャケットスタイルにぴったりの一本。
前モデル「SARY075」との違い
このモデルは「SARY075」の後継モデルで、デザインは同じなのですがベルト裏の素材が合皮からカーフレザーに変更され装着感や質感が高くなっています。
ムーブメントやケースサイズなどの基本スペックには変更はありません。
あとがき
このモデルは上品でありながら”アイスブルー”のカラーアレンジが効いていて趣味的な満足感も満たしてくれる一本。手の届きやすい価格なのでサブの時計として選ぶのもアリ!
大げさな個性ではなく、ほど良い個性を楽しみたいひとにおすすめ。
それとSEIKOのホームページやカタログの写真では針が白っぽく見にくそうですが、実際は針に周りの陰影が映り込み黒っぽくなるので時刻も見にくくはありません。
この色合いや色変化を写真では伝えにくいのが残念です。