お気に入りの時計がすぐ止まる…
「腕時計の電池交換をしても数ヶ月で止まってしまう」という相談が時計店ではよくあります。
もし、10年以上愛用している腕時計なら油切れかもしれません。
じつは、アナログ時計の場合は潤滑油が劣化してしまうと摩擦が大きくなり、電池がすぐに消耗してしまい早く止まってしまうのです。
その場合はオーバーホール(分解掃除)が必要になります。
電池交換してもすぐに止まる原因
「考えられる原因」
- 油切れ
- ゴミ・汚れ・サビ
- パーツ破損や消耗
潤滑油の劣化・油切れ
時計には部品をスムーズに動かし磨耗を防ぐことを目的に潤滑油が使われています。
その潤滑油が劣化したり油切れをした場合は、部品同士の摩擦が増えるだけでなく最悪の場合は固着して動かなくなっている場合もあります。
油切れはクォーツ式・機械式など、アナログ時計によくある不具合の原因です。とくに10年以上愛用している時計は潤滑油の劣化・油切れが起こっていると考えていいでしょう。
ゴミ・汚れ・サビ
時計の内部にゴミが溜まって不具合を起こしている可能性もあります。
リューズ操作時やプッシュボタンからホコリが入ったり、また機械部品同士の摩擦で粉塵が出て潤滑油に混ざってしまう場合もあります。
さらに、長い間使用した腕時計は防水用のパッキンが劣化して湿気が入り込み、サビなどが発生している可能性もあります。
パーツ破損や消耗
落下やぶつけたりした衝撃によって部品が破損・変形して不可が高くなりすぐに電池切れを起こす可能性もあります。
また、ふつうに使っても歯車などは徐々に消耗していきます。長年オーバーホールをしないで使っていると潤滑油の劣化・油切れにより歯車が磨耗してしまい部品交換が必要になる場合もあります。
以上の理由から電池交換をしても数ヶ月で止まってしまう場合はオーバーホール(分解掃除)をしましょう。
腕時計のオーバーホール(分解掃除)
オーバーホール(分解掃除)は、時計の健康診断とも言われています。
時計内部の潤滑油や、ネジのゆるみ・パッキンの劣化・ケース内部の腐食などを定期的にチェックすることで快適に長く使えるようにするためです。
とくに時計の外観からは分からない潤滑油とパッキンのケアは重要です。
また、交換部品(補修部品)は生産終了後7年ほどで無くなってしまう場合が多くなるので、大切にしたい腕時計はとくに不具合がなくても購入後7~10年くらいでオーバーホールすることをおすすめします。
オーバーホールは費用も時間もかかりますが、長く愛用するための健康診断だと思って依頼しましょう。
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